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中国客家(はっか)料理をご存知ですか?

中国客家(はっか)料理をご存知ですか?

客家料理とは?

客家(はっか)料理をご存知ですか? 客家とは、中国の流浪の民で、中国の南部(現在の広東省北部)に集まり、そこからさらに、福建省や台湾、マレーシアなどに移住した、客家独特の文化を広めた人々のことです。台湾旅行に行かれた方は客家料理をご存知の方も多いかもしれません。

流浪の民 客家人

もともと、中国の戦乱の歴史の中に翻弄された王族や貴族達が中国北部の故郷を追われ、行き着いた土地の有力者達に身を寄せました。その土地の有力者達は、客人として丁重に扱われたために、客家人と呼ばれたことが起源と言われています。
しかし、身を寄せた有力者の地もいつまでも安全とは限りません、客家人はさらに中国を南下繰り返し、行き着いた先が現在の広東省北部と言われています。
その後、広東省北部を起点に、一部は福建省から台湾へ、さらに別の一部は、中国を離れ、東南アジアマレーシアへ移住していったようです。

客家人が世界に伝承した客家料理

この客家の食文化を客家料理(クージャツァイ-客家菜)といいます。なぜ、客家料理は、何故、さまざま地域で受け入れられたのか?
それは、きっと美味しいからに違いありません。辛味も少なく、食材本来の味を引き出す味わいが、流浪の民の行き着いた多くの地域に受け入れられたのでしょう。

今回は、広東省の客家料理の二大名物ー酿豆腐(Niàng dòufuー肉詰め豆腐の煮込み)と盐焗鸡(Yán jú jī-鶏の塩釜焼き)をいただきました!豆腐の煮込みは日本よりもしっかりと噛みごたえがあり、大豆の香りが食欲をそそります。鶏の塩釜焼きは、塩が余分な水分を吸収し、塩のいい香りと鶏本来の味が濃厚な料理です。また、米どころ広東省ですので、米粉(ミーフン)料理も豊富で、こちらもおすすめです。

 

 

広東省、福建省、台湾やマレーシアのレストランで、もし「客家」という文字のある看板を見かけたらぜひ、ご賞味ください。マレーシアでは、客家という漢字とHakkaという英語のどちらも表記されています。それぞれの地域の客家料理を楽しめます。


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